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ローマであったスリ被害の体験談、対策、旅行前にできること@イタリア

ローマ
mohamed_hassan / Pixabay
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この記事では、イタリアのローマでスリの被害を実際にあったので、スリの体験談、現地での対策、旅行前にできることをご紹介します。

イタリアってスリが多いってよく聞きますよね。

夏休みにイタリアに行ったのですが、不運にもスリにあってしまいました。

実際にスリに遭った時の気持ちを書いておくと、気持ち的にどんよりしてしまい、旅行が台無しになります。

不安なので、事前に対策や体験談を知っておくことで、少しでも不安を解消しておきたい!と感じる人もいるでしょう。

もし、初めての海外旅行ならばより不安になりますよね。

ですが、不安ばかり感じていてもせっかくの旅行が楽しめなくなってしまいますよね。

この記事ではそんな不安を少しでもなくすためにスリの被害時の状況やその後の対策まで細かく書くようにしたので、参考にして下さい。

seama
seama

この記事を読んでくれた人が僕と同じようにスリの被害に合わないことを願っています。

こんな人におすすめの記事

  • これからイタリアに行く人
  • 今イタリアにいる人
  • イタリア旅行を検討中の人
  • スリの対策を知りたい方
  • スリの事例・体験談を知りたい方

 

イタリアでスリ被害にあったのは旅行最終日のテルミニ駅

イタリア旅行最終日ということでローマのテルミニ駅で大きなスーツケースを引いていた僕はあからさまに観光客でした。(僕ともう一人の二人でいました。もう一人はAさんと呼びます。)

要は一目見れば観光客とわかるため、格好のカモの対象だったのです。

カモがねぎ背負って歩いてきた状態でお土産を見に行く途中に乗り換えで利用したメトロのテルミニ駅で一人の女性に英語で声をかけられました。

※テルミニ駅はローマの中心駅です。

スリの女
スリの女

そっちのエスカレーターはフェスティバルで今日は動いていないからエレベーターで案内してあげるよ!

僕

確かに昨日は8/15で復活祭だったから封鎖もあり得るかな。

 

スリの女
スリの女

エレベーターに行くよ!

エスカレーターは封鎖されていると言っていましたが、実際は封鎖なんて全くされてませんでした。

 

実際に封鎖されてる思わせるほどそれっぽいことを言ってきます。

まんまと騙されてついていってしまってついていってしまった結果、エレベーターにはもう一人妊婦の女性がいました。

このエレベーターにいた妊婦の女性もグルだったようです。

イタリアのスリ体験談:エレベーターでのスリの手口

スリ被害に遭ったエレベーターに入ると僕らは2人共とても大きいスーツケースを持っていたので、スリの女にまたもやそれっぽいことを言われます。

スリの女
スリの女

エレベーターが重量オーバーで上に上がれない。

冷静になって考えてみるとさっきも上がってきた上、重量オーバーを示すアラームとかも鳴っていませんでした。

なので、重量オーバーで上がれないなんてことはあり得ませんでした。

おそらく妊婦の女が「開くボタン」を定期的に押してただけだと思います。

さらに僕らの気をバッグや財布などの持ち物から外らすためスリの女は次のようなことを何度も言ってきます。

スリの女
スリの女

スーツケースが重いのが原因だと思うから奥に移ってみたらとか前に移ったらどう?

その時、連れの1人Aさんはメトロの乗り換えにローマパスを出すためにカバンを開けっ放しにしていたためカバンからブランド物の財布が出ていたようです。

しばらく二人の女からあっち行け、こっち行けと揉みくちゃにされ、スリ行為が終わったためかスリの女から次のようなことを言われました。

スリの女
スリの女

やっぱりエレーベータは重量オーバーで上に上がれそうにないからもうAは降りろ

何言ってんだこいつと思った僕もAと一緒にエレベーターをおりました。

おそらく、一人は下ろして僕からはまだ何も取れていないので、僕から二人がかりで何か盗るつもりだったんだと思います。

僕らがエレベータを降りる際も女は不敵な笑みを浮かべて言いました。

スリの女
スリの女

そっちはフェスティバルで封鎖されているよ。エレベーターであがりな。

イタリアのスリ体験談:エレベーターを降りてから

geralt / Pixabay

俺もAさんも異変に気付いたので、すぐさま荷物を確認したところスマホ、パスポート、財布やクレジットカードの類のカードは無事だったので、一安心。と思いきやAさんの財布の中を見るとお札だけがまるっとなくなっていたのです。

やられた!っとこの時、騙されてしまった悔しさと悲しさが湧き上がってきました。

急いでエレベーターに戻るももうエレベーターにはもちろん誰もいない…

イタリアのスリの体験談:駅員にスリにやられたことを伝える

英語でスリはpick pocket(ピックポケット)なので、お金が盗まれた!ピックポケットにあった!と駅員に拙い英語で伝えました。

そうすると駅員は気持ちを察してくれたのか優しく教えてくれました。

ホテルマン
駅員

メトロから出てテルミニ駅のプラットフォーム1に行けば交番があるからそこに行って被害届を出しな。

被害届を出せば海外旅行保険が有効になるかも!と思い、交番に行くことを決めました。

イタリアのスリの体験談:プラットフォーム1の交番を探す

日本へ帰る飛行機まで時間がなかったので、お土産買うのをあきらめてとにかく急いでスーツケースを引っ張りながらプラットフォーム1を探しました。

結論から言うと地下にあるメトロのテルミニ駅から地上のテルミニ駅にあるプラットフォーム1はめちゃくちゃ遠かったです。

飛行機の時間もあって焦っていたので、プラットフォーム1への道をその辺の人に聞きまくりました。

みんな表情を察してくれたのか、優しく教えてくれました。

聞きながら思いました。

僕

プラットフォーム1めちゃくちゃ遠いし、交番なんて本当にあるのか!?

走って走ってテルミニ駅の奥の方にあった交番を見つけてホッとしました。

イタリアのスリの体験談:テルミニ駅プラットフォーム1交番での対応

Alexas_Fotos / Pixabay

ようやく見つけた交番に入ると1人のエジプト人がパスポートをなくしたとのことで先に対応してました。

スリ被害よりもパスポートなくした方が大変か。と思ったけど、こっちは飛行機の時間があるので、人を哀れんでる暇もないくらいこっちも急いでるんじゃ!と思ったので。

必死に拙い英語で伝えました。

I have no time!I will go back to japan from now on!!!

時間がない!!今すぐ日本に帰らなきゃ行けない!!

しかし、ローマで一番規模の大きい駅なのになんと英語を使える警察官が1人もいなくて僕らの必死の訴えは簡単には通じませんでした…

しかし、身振り手振りも加えたので気持ちは通じたのかイタリア語を日本語に警官のスマホアプリで翻訳してくれ、僕の言ってることは理解してくれました。

言葉が通じなかったら最後はジェスチャーです!

被害届は英語ですが、書くのはそんなに難しくありませんでした。

ただ内容を英語の通じない警察官に伝えるのがアプリを介さないといけないので、大変でしたね…

地球の歩き方(ガイドブック)さん、テルミニ駅なら英語話せる警察官おるって言ってたやん…

と思いましたが、海外なので思い通りにならないことは多々あるので、地球の歩き方に文句を言っても仕方ないですね。

無事被害届を入手できたので、そのまま空港に向かいました。

イタリアでのスリ体験談:空港までの道のり

お金をスられたのと交番の対応でバタバタだったので空港へと向かうレオナルドエクスプレスの中でぐったり。

Aさんも僕もめちゃくちゃ気分が落ちていました。

最終日まで何もなく、最後にお土産買って帰るぞ!って楽しい時に被害に遭いました。

最終日だったがまだ不幸中の幸いだと思っています。

途中だったらと思うとゾッとします。

イタリアでのスリ体験談:帰国してから海外旅行保険の申請できるか確認するも…

「たびとも」や「クレジットカードの海外旅行保険」ではスリにあった現金は対象外とのことでした。

唯一対応してるのがHISの窓口で販売している海外旅行保険のようでした。

ただHISの窓口販売の保険はめちゃくちゃ高いです。

結局スリに盗られた額と同等の額くらいは盗られそうなので、あまり意味ないかもしれないです。

僕にも過失がないわけではなかったので、盗られた額は折半ということにして僕も負担しました。

一人当たり2万くらいの勉強代になりました。。。

実際に体験して分かった海外のスリに対する一番の対策は知ること

ここで紹介した体験談以外にも様々なスリの事例があるようです。

地球の歩き方(ガイドブック)や外務省のホームページに情報はたくさん載ってます。

事前に旅行先のスリや犯罪の事例を知るということがとっても大事です。

知ることで対策や心の持ちようが違ってきます。

実際にスリに出会っても、あれこれ事前に調べた事例に似てない!?と疑うことができます。

僕なんてイタリアはスリが多いことを知っていたにも関わらず、スリに遭うなんてありえないと思ってました。

しかし、被害に遭ってしまいました。

イタリアでスリにあった体験談まとめ

イタリアでスリに遭って高い勉強代を払うことになりました。

最後にイタリアでスリにあった体験談から一人でも被害が減ることを祈って、スリ被害に遭わないための対策をまとめました。

参考にしてください。

  • イタリアに旅行に行く方は絶対にカバンは開けっ放しで行動しないで下さい。
  • 現金はいろんな場所に分散して下さい。
  • 自分はスリの被害に遭う可能性があると認識してください。
  • 現金は最小限にして下さい。
  • 悲しいですが、イタリアで相手から積極的に親切にされたら少しスリを疑うようにしてください。(みんながみんな悪い人ではないのは分かってます。)
  • 被害届を出す場合、最低限の英語の知識が必要になることもあります。日本語の被害届様式があるとの情報もありましたが、実際には英語の被害届様式を渡されました。(最悪Google翻訳があればなんとかなる)
  • 旅行前に渡航先の犯罪被害事例を知ることが大事

 

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