この記事では、機械学習と人工知能(AI)の違いについてご紹介します。
世の中は空前のAIブームですが、AIとか機械学習とかいろいろ用語が出てくるけど違いが分からないことってありますよね。
会社でいきなり上層部からAI使いたいからAIについて調べてくれとか言われたけど、さっぱりわからない。どうしよう。。。みたいなことがAIのプロジェクトに初めて携わった頃の僕にはありました。
人工知能(AI)と機械学習の違いを図を使って説明しているのがこの記事です。
この記事を読むことで人工知能(AI)と機械学習の違いを知ることができます。
こんな人におすすめの記事です。
- 機械学習と人工知能(AI)の違いを知りたい方
機械学習と人工知能(AI)の違い
仕事で機械学習のプロジェクトを2年くらいやったことがあったので、機械学習と人工知能(AI)の違いを聞かれることが多いです。
初めは僕も機械学習と人工知能(AI)の違いなんて分かりませんでした。
やっていくうちに段々と違いが分かってきました。
一言で機械学習と人工知能(AI)の違いを言うと機械学習は人工知能(AI)の種類です。
ちなみにAIという言葉と一緒によく聞くディープラーニングは機械学習の手法の一つです。
そもそも人工知能(AI)の定義って何?
人工知能(AI)の明確な定義はなく、人によって様々な解釈・定義があるというのが結論です。
人工知能の分野の研究者として有名な東京大学の松尾豊教授が「人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)」という本で人工知能の定義をまとめてくれていました。
以下の表の通り、多くの優秀な学者の方々が定義してくれています。
それぞれ似通ってはいますが、微妙に異なります。
(出典)松尾豊「人工知能は人間を超えるか」(KADOKAWA)p.45より
機械学習は人工知能(AI)研究テーマの一つ
機械学習は人工知能研究の一つです。
機械学習はデータから傾向を学習して、知らないデータを機械が分類してくれたり、将来の値を機械が予測してくれたりする技術です。
イメージしやすい例だと株価予測ですね。
過去の値動き(データ)を機械に学習させて、明日の株価を予測するようなイメージです。
機械学習は実は2000年の初め頃からずっと研究されていていろんな研究論文が出ています。
昔から作業の自動化や人間と同じことができないかという研究はされてきています。
機械学習のアルゴリズムとして有名なのはロジスティック回帰、ナイーブベイズ、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、決定木です。
最近は決定木を活用したBoosting系のアルゴリズムが人気だったりします。
機械学習は今でも研究は続いている分野です。
関連記事>>>機械学習の種類は大きく分類すると二つ
ディープラーニングは機械学習の技術の一つ
機械学習の中で特に注目されているディープラーニングが有名ですね。
ディープラーニングが有名になったのはGoogleの猫の画像認識や2012年に開催された画像認識コンテストでトロント大学がディープラーニングを使って圧倒的な成績を残したからと言われています。
ディープラーニングは機械学習の有名なアルゴリズムであるニューラルネットワークを活用したアルゴリズムです。
ニューラルネットワークの説明は長くなりすぎるし、一気に難易度が上がるので割愛します。
機械学習と人工知能(AI)の違いまとめ
人工知能(AI)と機械学習の違いをまとめると以下のような包含関係になっています。
参考文献
[2]やさしく学ぶ 機械学習を理解するための数学のきほん ~アヤノ&ミオと一緒に学ぶ 機械学習の理論と数学、実装まで~
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