本記事は統計検定2級の不合格体験記です。
僕が統計検定2級に不合格になった理由を分析して、合格に向けて再度戦略を練りました。
その結果、無事合格に至ったので、初めて統計検定2級を受験する人にも参考になると思います。
以下のようなニーズに答えられるかなと思います。
統計検定2級を受けることになったけど、不合格にならないようにしたい!
できれば一発で合格したい!
どんなことをやればいいのか知りたい!
どんな問題集をやればいいのか知りたい
本記事では統計検定2級に不合格になった理由を分析し、以下を解説します。
- 統計検定2級に不合格になったときに僕がやったこと
- 統計検定2級合格に向けた新たな戦略
本記事を読むことで統計検定2級の合格に向けての情報が入手できます。
現在は統計検定2級は合格していますので、安心して読んでください。
統計検定2級の合格体験記はこちら>>>統計検定2級受ける人は見なきゃ損!?統計検定2級の合格体験記
統計検定2級の受験を決めた僕の知識レベル
まずは僕の受験決断時の知識レベルと素質を知らないと
- どんな勉強の素質を持っていて
- どれくらいの知識レベルのやつが
- どれくらいの量をやって
不合格になったというのがわからないと思うので、まずは受験を決めた当時の僕の知識レベルを解説したいと思います。
要は統計学そんな知らんし、数学も自慢できるほど得意ではないけど、一応理系だったよって感じの知識レベル・素質です。
統計検定2級不合格時の勉強期間
2020年10月〜2021年2月の1周目までの約4ヶ月間です。
初受験が2021年2月の1周目でした。
統計検定2級不合格時の勉強時間
平日:30分。仕事が忙しいと0分だったので週に2回くらい。
休日:土日の片方でだいたい1時間。直前2週間は土日とも3時間くらい。
合計時間を算出すると
平日の合計時間=0.5時間×2回/週×4週×4ヶ月=16時間
休日の合計時間=1時間×1回/週×4週×4ヶ月+12時間=28時間
トータルの勉強合計時間:44時間
時間にすると思ったより勉強してますね。
そんなに時間かけても受からないの!?と思った人いるかもしれません。
勉強時間はかけているけど効率が悪かったり知識が定着して使えなければ、受かりません。今回の僕がそうでした。
今回の結果から勉強は時間も大事ですが、勉強はやはり密度も大事だということがよく分かりますね。
一回目の受験までにやったこと
僕がやったことは大きく6つです
それぞれ詳細に解説します
マンガでわかる統計学で全体像を掴む
最初は統計学の全体像が分かってなかったのと簡単に概要を掴みたいなという考えがありました。
そこでマンガでわかるシリーズです。
数式が出てきてもここは分からなくても大丈夫とか書いてあるし、どこが要所かわかりやすかったです。
逆にデメリットとしては深く書いていない部分もあるので、深く統計学を知りたい場合には向きません。
公式問題集をやる前にマンガでわかる統計学を一周しました。
これは統計学を知らない僕にとっては統計学の概要がわかってよかったですl
公式問題集の過去問三周
以下の問題集を買って3周解きました。
この問題集は過去6回分収録されてます。
※僕が購入したときは2016年〜2018年の問題集でした。
知識レベルで説明したとおり僕は
- 統計学の基礎がない。
- 数学の知識も忘れてる
という状態でした。
そんなレベルで仕事しながらかつネットや本で知識を調べながら解いていました。1日にかけられる時間は30分。
問題集初回の一回分(2018/11)を解くだけで一か月かけてしまいました。こんなんじゃ受かるのに何年かかるねんと絶望してました。
それでも人間諦めずに続ければできるようになるもんですね。
何度挫折しそうになったかわかりませんが、試験時間におさまるようになるのに3ヶ月くらいかかりました。
えっ、そんなにかかるならやめようかなと思う必要はありません。
人それぞれ能力も得意分野も違います。
数学や統計の基礎力がある人は数日もしくは数時間で僕の3ヶ月と同じレベルになれるかもしれません。
この問題集を3周して問題の傾向と統計の基礎を頭に叩き込みました。
YouTubeヨビノリで分かりやすい解説を見る
実は問題集を一周したタイミングくらいでまだ統計学というものが掴めていないなと思ってしまいました。
そこでYouTubeにわかりやすく統計学を解説してくれてる人いないかなとダメ元で探してみました。
なんと!居ました!
まじで今の時代に感謝しかないですね。
ヨビノリというチャンネルですね。
YouTubeで「ヨビノリ 統計」で調べると出てきます。
統計学の解説がわかりやすいことに加えて、時折りクスッと笑える話題とか事例とかも身近で親しみやすいことで飽きにくいのでおすすめできます。
そして、動画はなんと言ってもイメージが掴みやすい!
ヨビノリのチャンネルにある確率統計の動画を一通り学習しました。
公式問題集で間違った問題をできるようになるまで繰り返す
問題集は3周したけど間違える問題もちょこちょこありました。いわゆる苦手な問題ですね。
この苦手な問題をできるようになるまで繰り返しました。
苦手な問題って見るだけで嫌な気持ちになってしまうので、早く対策してとっとと苦手な問題から解放されたい!という心理になってました。
その結果、分からないところは暗記してしまうという行動をとってしまいました。
なぜこうなるのか根本的に考えなかったのがよくなかったです。
なぜなら類似問題が出たときに応用が効かないからです。
とりあえず、1回目の試験までに苦手な問題が解けるようになりました。(暗記してしまったものも含めて)
最新試験二回分を模試形式で二周
最後に仕上げとして公式ページにアップロードされてる2019年の最新の問題をダウンロードして2周しました。
ただ二周するだけだと問題集と同じなので、より本番に近い形式の模試形式で行うことにしました。
本番は90分なので、90分ぶっ通しで模試形式で行いました。
2019/6の回はなんとギリギリ不合格になってしまいました。
2019/11はギリギリ合格点。
一周目は何か危うい感じだなぁ。
二周目は一度解いたことがあるので、もちろん合格。
統計WEB一周
模試形式で解くとギリギリだったので、不安が残りました。この時点で試験二週間前くらい。
不安を解消するためみんなどう勉強しているのか調べてみました。(今更)
そうするとみんな口を揃えて統計WEBを一周と書いてあります。
統計WEBにアクセスしてみると何か見たことあるな…というサイトでした。
それはなぜかというと公式問題集で分かりづらいところをちょいちょい参照させていただいていたサイトでした。
統計WEBには統計検定2級合格のために統計検定2級の統計学の範囲を網羅した無料の記事を公開してくれています。
これはやっておいた方がいいなと思い、二週間で駆け込んでやりました。
試験当日
コンディション:割と勉強したつもりだったので、緊張してあまり寝れませんでした…
試験形式:CBT形式で受験しました。ネットだとCBTの方が紙の試験より簡単とか書いてましたが、僕にとってはそんなことはありませんでした。
問題の傾向:見たことない形式の問題が序盤から出てきて、つまずいて泣きそうでした…
大問2問ほど解ききれずに試験終了。
CBTなので、その場で結果発表。冒頭から言っている通り見事不合格!
以下の画像は僕の実際の試験結果です。
一番苦手な確率がやはりできてませんでした。わかってたのに対策しきれてなかったことが明白になりました。
おそらく2問ほど不正解で不合格となったようでかなり悔しいorz
統計検定2級に不合格した要因分析
統計検定2級に不合格した要因を分析していきます。
まとめると以下が統計検定2級に不合格した要因と考えます。
それぞれ詳細に解説していきます。
時間配分がうまくできていなかった
模試形式でやっていたにも関わらず時間配分ができていませんでした。
公式問題集の傾向からだいだい小問で33〜35問です。
時間は90分なので小問1問あたり2分半ほどで解かないと間に合わない計算になります。
まずこの時間配分が意識できていませんでした。
知らない・分からない問題が出てきたときの対応を考えていなかった。
知らない・分からない問題が出てきたらどうするか対策を立てていませんでした。
当日を思い出してみると以下で負のループにハマったと考えます。
- 当日1問目で知らない傾向の問題が出てきて少し焦る
- 知らない問題なので、解くのに時間を取られる
- ますます焦る
- 焦って結局解けないので、ようやく諦める
- 諦めた時点で結構時間が経過している。
- その後の問題も時間が足りないと思って常に焦る
原因はわかりきってますね。
当日は何が起こるか分かりませんので、事前に対策を考えておくことはかなり有効と思います。
勉強期間が空いて知識が定着せず効率が悪かった
仕事が忙しいことを言い訳に毎日やらず、3日、4日空くこともありました。
その結果、毎回問題解くたびに基礎知識を忘れていることも多く、効率が悪くなっていました。
思い出すことに時間を取られ、問題を解くということに時間を避けませんでした。
知らない用語があり問題を理解できなかった
直近の過去問では知らないワードや知識が出てきました。
例えば2016年〜2018年の問題集では一度も出てこなかったワードが出てきました。(守秘義務があるので、具体的なワードは言えません。すみません。)
知らない用語が出て来て問題が理解できないとその問題は選択肢からランダムで正解を選んで記入することになります。
それで得点を落とすのはなんだかもったいない気がします。
ちなみに過去問は2011年からあります。
本番の形式になれていなかった
本番の形式になれていなかったことも不合格に影響を与えた要因の一つだなと感じています。
いつもの勉強しているときと状況が違うと実力が発揮できないみたいです。(いろんな本で見たことがある)
いつもの勉強しているときと違う状況を考えてみました。
勉強時 | 試験本番 | |
---|---|---|
人数 | 一人 | 複数人+試験監督 |
問題が映っている媒体 | 紙 | PC |
音 | 静か | 周りの人の解く音、試験監督の作業音が聞こえる |
計算時に使うツール | シャープペン+紙 | 水性マジック+プラスチックボード |
もうね、いつもと状況が違いすぎるよね。そりゃパフォーマンスが発揮できないですね。ドラゴン桜の桜木先生も本番を日常化しろと言ってたよ!
計算時に使うツールはCBTの試験会場によって異なるようですので、事前に試験会場に確認しておくとよいかもしれません。
一番イヤだったのは周りの音。これはなれてないと気が散る。
PCに問題を写しながらする方法が最新の2019年の問題しかできることがありませんでした。
僕の場合は2019年の問題は解いて記憶してしまっているので、PCに問題を写しながらやることは断念しました。
筆記用具もシャープペンと水性マジックは大きくことなりますが、水性マジックなんて持っていなかったし、わざわざ買ってやるほどのものでもないかなと思いました。なので、水性マジックで勉強することはやりませんでした。より本番に近づけたい人で水性マジックを持っている人はやってみる価値はあると思います。
理解があいまいな部分があった
公式問題集で間違ったところをできるようになるまで繰り返すのところでも書きましたが、苦手なところは暗記して、本質を理解しなかった点が問題でした。
本質を理解しておかなかったせいでせっかく類似問題が出たのに解けませんでした。
ぶっちゃけ数式が出てくると苦手意識が出てきていたので、中学レベルから統計学を解説してくれている本を探しました。
なんとありました!びっくりしましたが、感謝です。
統計検定2級不合格体験記まとめ
統計検定2級を統計学ほとんど学んだことがない理系が以下の受験対策を44時間ほどして挑んだけど、不合格だった。
不合格した要因は以下であると分析。
上記要因をもとに次回の受験に向けての対策は以下のとおりです。
統計検定2級の合格体験記はこちら>>>統計検定2級受ける人は見なきゃ損!?統計検定2級の合格体験記
どなたかのお役に立てれば嬉しいです!
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