本記事は統計検定2級の合格体験記です。
実は僕一度統計検定2級に不合格になってます。
そこで、不合格になった理由を分析して、合格に向けて再度戦略を練りました。
その戦略を遂行し、無事合格に至ったので、初めて統計検定2級を受験する人にも参考になると思います。
本記事の執筆者は統計検定2級保持者で一部上場企業でデータサイエンス関連の仕事をしています。
※本記事は会社とは一切関係なく、個人の発信です。
不合格にならないようにしたいし、できるだけ効率良くやりたい!
合格に向けて何が有効だったか知りたい!
本記事を読むことで以下のメリットが得られます!
上記を知ることで統計検定2級の合格に一歩近づくことができます。
一回目の受験までにやったこと
1回目の受験までにやったことは以下です。
1〜6それぞれの詳細と受験を決めた当初などの僕の知識レベルとか↓の記事で書いてるので、気になる方は不合格体験記を見てください!
不合格体験記はこちら>>>統計検定2級の不合格体験記-何が問題だった?-
二回目の受験までにやったこと
一回目の受験に落ちてから二回目の受験までにやったことは以下の通りです。
統計学の用語/公式の暗記カード(アプリ)
1回目の反省点として知識が定着しておらず、勉強するたびに統計学の基礎知識を探したり思い出したりすることで1問を解くのに無駄な時間がかかっていることがわかりました。
そこで、知識を定着させるために暗記カードを使うことにしました。
ただの暗記カードだとどれが苦手でいつやったものかを管理することが難しいためアプリを使うことにしました。
調べていくつか使った中で僕に一番あっていたreminDOを使うことにしました。
reminDoを使った理由は次のとおりです。
あとは過去に習慣に関する本をいくつか読んでいて暗記カードというのは勉強を習慣づかせるのに最適だなと思ったことも一つの導入理由の一つです。
習慣化に関して知りたい方はこちら>>>【書評】脱三日坊主のための続けるコツが分かる習慣化でおすすめの本4選
過去問全部(2011年〜2019年の全17回分)
1回目の受験時の反省点である知らない用語が出ていました。知らない用語による僕への影響はでかかったです。
- 知らない用語の出てる問題は問題が理解できないので、解けなかった
- 1問落とすと合格が遠のくので焦ることにより実力が発揮できない。
知らない用語問題に対応するにはどうしたらいいんだ!?と考えました。
過去問全てに出ている用語を抑えておけば大丈夫なんじゃね!?という少し頭の悪い発想が思い浮かびました。
ですが、二度と落ちたくなかったので、背に腹は代えられん!!ということで統計検定2級を実施している日本統計学会公式問題集をすべて購入しました。
この問題集全部を模試形式で2週以上しました。
中学レベルからはじめる!やさしくわかる統計学のための数学(やさわか)
1回目の受験時の反省点として公式問題集で苦手なところは暗記して、本質を理解しなかった点が問題でした。
そこで、次の対策を考え、中学レベルからはじめる!やさしくわかる統計学のための数学(やさわか)を購入することにしました。
- 苦手な問題は暗記するのではなく本質を理解する
- 複雑な数式に苦手意識があったので、中学レベルから解説してくれてている本で再度数学知識を養う
ぶっちゃけ公式問題集の解説が結構統計学に精通している人向けにかかれているので統計学素人の僕には何言ってるかさっぱり分からないことがありました。
そんな状況で本書を読んだのでわかりやすすぎて、感動しました。
なので、統計学初心者はいきなり公式問題集の解説を読むと心が折れるので、わかりやすい参考書を別で買うことをおすすめします。
今でも1回目の受験の時にこの本の存在を知っていればと後悔するレベルでこの本良かったですよ!
特に積分の解説なんかは高校時代にこの本持ってたかった!と思うほどわかりやすい解説で驚きました。
統計WEBの2週目
1周目は駆け込んでやっていたことと統計WEBには僕が苦手としている確率の問題も割と掲載されていたので、2周目は時間をかけてやることにしました。
本番に近い状況での勉強(がやがやしてる場所、試験と同じ時間帯、試験時間)
1回目の反省点として家で勉強しているときと本番の形式が違いすぎて実力が発揮できない環境になっていたことがわかりました。
本番により近い環境で勉強を行うことにしました。
試験時間帯はCBTの場合、受験する会場によって異なるとは思いますが、11時、13時、14時など時間を選択することができます。
僕は14時からの受験でした。
受験会場は少し雑音が入る程度でしたので、カフェ、図書館で勉強することにしました。
試験時間は90分なので、日頃から90分確保して模試形式で解くことにしました。
受験形式はPCでしたので、PCの画面を見ながら問題を解くのは統計WEBで慣れることにしました。
もちろん平日は14時でカフェなんて仕事があるので、無理でしたので、試験時間帯と受験会場に体を慣れさせるのは主に休日です。
本番に近い状況で勉強することを思いついたきっかけはドラゴン桜の試験日を日常化しろ!です。
休憩時間にでも読んでみると受験に役立つ知識が得られる上楽しめるので一石二鳥ですよ!
統計検定2級の総合計勉強時間
統計検定2級の総合計勉強時間は123時間でした。
内訳を知りたい方や勉強の計画の参考にしたい方は以下に書いた詳細を見てください!
総合計勉強時間=1回目の受験までの勉強時間
+ 2回目の受験までの勉強時間
=44時間+79時間=123時間
1回目の受験までの勉強時間=44時間
2回目の受験までの勉強時間=平日勉強時間+休日勉強時間
=35時間+44時間=79時間
詳細はそれぞれ以下のとおりです。
1回目の受験までの勉強時間
1回目の受験までの勉強時間が44時間でした。
詳細は不合格体験記を参照>>>統計検定2級の不合格体験記-何が問題だった?-
2回目の受験までの平日勉強時間
1回目の受験当日から次の受験まで8週間ありました。
平日勉強時間=((1時間半×1日+ 30分×1日)*2回 +10分×1日)×8週≒35時間
平日の勉強内容
平日の内、2日は1回の受験時間の90分を確実に確保して試験当日の模擬試験形式でぶっ通しで勉強していました。
週に2,3日は仕事がある程度忙しい20時まで残業するような日がありましたので、仕事の忙しい日は模擬試験の解説を読む時間として30分は勉強することにしました。
平日の仕事が特に忙しい日の勉強内容
21時、22時まで残業するような特に仕事が忙しい日もありました。
そんな仕事が忙しい日はどんなに時間がなくても10分でもいいから勉強することを決めていました。10分では主に暗記カードを使って勉強していました。
2回目の受験までの休日勉強時間
休日勉強時間=(土日片方4時間×6週+土日両方5時間×2日×2週)=44時間
土日片方だけの勉強内容
土日どちらか予定がある日があったため、片方の休日は3時間で1日2回模試形式で90分×2回分行いました。
残りの1時間で模試の解説を読む時間に当てていました。
土日両方のときの勉強内容
土日両方勉強に使えるときもありました。
公式過去問題集を模試形式で90分×2回分+1時間で解説を読んでました。
模試だけじゃなく、統計WEBややさわかをこなす日もありました。
受験2回目当日
いよいよ2回目の受験当日です。
今回は14時と遅めだったので、朝はゆっくりしてました。
ただ、早く終わらせたくてたまらなかったので午前中にしとけばよかったなと思いました。
今回の受験者は僕を含めて3人と試験監督が1人でした。
ガヤガヤにも慣れていたし、知らない問題に遭遇したときに戦略も練っていたので、割と落ち着いていました。
1回目の受験より割と難したかったと感じましたが、CBTなので、今回もその場で合格発表でした。結果は7割強の点数で無事合格しました!!!
嬉しい!!!!!!!!!!!
実際の僕の試験結果です。結構勉強したつもりだったので、8割超えたかったのですが、超えられなかったのは悔しいです。でも受かったのでどうでもいいです笑
合格した要因分析
合格した要因は5つあると考えました。
受験形式に慣れていた
1回目で受験形式に慣れることを痛感したので、試験時間、受験時間帯、受験場所の環境、受験形式に慣れることを徹底して行いました。
その結果、本番中、想定外のことが起きずに落ち着いて受験できたので、受験形式に慣れることは本当に大切なことだと改めて痛感しました。
これができたのはドラゴン桜のおかげなので、是非読んでみることをおすすめします。
たくさんの問題に触れていた
たくさんの問題に触れていたことで進研ゼミの漫画でよくあるこれ見たことある!的なことが奇跡的に起こる確率が上がります。
また、たくさんの問題に触れることで問題の解き方のパターンがわかってくるということもメリットです。
問題の解き方が30秒考えてもわからなければ次の問題に行くということを模試形式でやっているときから実践していました。
これのおかげで本番でも30秒考えても分からなければ次に行くという基準を設定することができました。
たくさんの問題に触れ、一定時間考えてわからなければ解説を読むというドラゴン桜で見たことを活用しました。まじでドラゴン桜様様ですね。ほんとにありがとう!!
苦手な問題は理解できるところまで立ち戻った
苦手な問題は理解できるところまで立ち戻るという戦略は一回目の次の反省から生まれました。
- 苦手な問題は暗記するのではなく本質を理解する
- 複雑な数式に苦手意識があったので、中学レベルから解説してくれてている本で再度数学知識を養う
これを分からない問題が出たらやさわかを使って数式ベースで理解するように務めました。
本質を理解することで知らない問題にも応用が効くようになります。
基礎知識を忘れない工夫をすることで勉強を効率化できた
1回目受験時の反省点として1回勉強したら次の勉強までの勉強期間が空くことが多く、知識が定着していませんでした。
その結果、勉強するたびに統計学の基礎知識を探したり思い出したりすることに時間をかけてしまい、非常に効率が悪かったです。
これの対策として暗記カードを活用してスキマ時間で統計学に触れることで知識の忘却を防ぎ、勉強時の効率を上げることができました。
勉強時の効率が上がったことで勉強密度があがったことが合格につながった要因の一つと考えています。
試験当日の戦略を練っていた
試験当日の戦略として以下の点を意識していました。
- 問題に対し30秒考えてわからなかったら、一旦適当に答えをマークして飛ばし、全部解ききってあまった時間で解く
- 1問2分半で解く
上記を試験当日実践することで分からない問題はさっと飛ばして最後にあまった時間ですべての問題を解くことができました。
時間があまったのは簡単で2分半以内で解くこととができた問題が多数あったためです。
受験のTIPS(小技)
すぐに実践できる受験に使える小技を紹介します。
僕の持論ではなく、本に記載されていた方法です。
ルーティンを作る
イチローや五郎丸選手のようなプロのスポーツ選手が行うようなルーティンを受験に取り入れようっていう話です。
最高の体調で有名な鈴木祐さんが書かれたヤバい集中力という本にルーティンの効果は以下のように記載されています。
試験前に「指を10回鳴らす」だけで成績が21%アップ
ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
やるだけで21%も上がるならやらないとか損ですよね。
僕は試験前や勉強前に右頬を3秒触るというルーティンを導入しました!
鈴木祐さんのヤバい集中力は他にも役立つ小技がたくさん紹介されているので、気になる方は是非読んでみてください!
その分野の第一人者を思い浮かべる
統計検定なので、自分の周りで統計学が得意な人や数学の第一人者を思い浮かべるような手法です。
僕は大学の研究室でかなり優秀だった先輩を思い浮かべて試験に望みました。
有能な人を思い描くだけでも人間のパフォーマンスはアップする
ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
この小技もやばい集中力に記載されていました。
鈴木祐さんは根拠となる論文を掲載してくれているので、根拠が気になる方は論文まで読んで見るといいかなと思います。
試験日を日常化する
これは何度も登場してますね。
ドラゴン桜で描かれていたこと「試験日を日常化する」です。
日常化することでパフォーマンスを発揮しやすい状況を作れます。
僕の実体験として本当に日常と異なるとちょっとしたことで気が散りやすいです。
試験日の日常化はやっておいて損はないので、是非導入を検討してください。
統計検定2級の合格証はいつごろ届く?
試験日から4~6週間後に合格証を発送します。
統計検定公式
公式サイトで4〜6週間後に発送しますと記載されています。
僕はちょうど6週目の最終日に到着しました。
待ち遠しいかもしれませんが、気長に待ちましょう。
統計検定2級の合格体験記まとめ
統計検定2級の合格体験記として合格に向けてやったこと、合格した理由の分析、受験に役立つ小技をご紹介しました。
本記事を読んだ人の合格に少しでもお役に立てたら嬉しいです!
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