この記事では、Oracleで表領域を作成し、ユーザに権限を付与するところまでをコマンド例と正常な実行結果のイメージを交えながら説明していきます。
Oracleのテーブルスペースの作成って結構使うわりにコマンドを忘れちゃいますよね!
テーブルスペース(表領域)Oracleのデータベースを構築した際に必ずぶち当たる壁です。
その壁を無事乗り越えられるようにわかりやすくSQLから実行結果のイメージまでを書いています。
この記事を見ることでOracleでテーブルスペースの作成〜ユーザーへの権限付与までについて知ることができます。
oracleを使うことが多いので、復習兼備忘録ということで投稿していますが、もし誰かのお役にたてたら嬉しいです。
実行環境
OS :Red Hat Enterprise Linux 6.3
Oracle:Oracle Database 11g Release 2 Enterprise Edition for Linux
TABLESPACE(表領域)の作成
- SIDの箇所は作成されたOracleデータベースのSIDに置き換えてください。
- u01/app/oracle/oradataの箇所は、oracleのインストールパスに置き換えてください。
- USER01.dbfというのがテーブルスペースを格納するデータファイルです。USER01の箇所はスキーマ名などに置き換えてください。
TABLESPACE(表領域)作成の実行コマンド
create tablespace USER_DATA
datafile ‘/u01/app/oracle/oradata/SID/USER01.dbf’
size 1024M
日本語でそれぞれの行の意味はこんな感じです。
一行目:USER_DATAという名前のテーブルスペースを作ってね。
二行目:テーブルスペースUSER_DATAはUSER01.dbfというファイルにあるよ。
三行目:テーブルスペースUSER_DATAのサイズは1024MBだよ。
TABLESPACE(表領域)作成の正常な実行結果
スワップ領域用テーブルスペース作成
次はスワップ領域等に利用されるtemporary テーブルスペースの作成です。
実行コマンド
create temporary tablespace USER_TEMP
tempfile ‘/u01/app/oracle/oradata/SID/USER_TEMP.dbf’
size 1024m
autoextend on;
正常な実行結果
ユーザーの作成
実行コマンド
CREATE USER USER
IDENTIFIED BY “USER”
DEFAULT TABLESPACE USER_DATA
TEMPORARY TABLESPACE USER_TEMP
正常な実行結果
権限の付与
実行コマンド
GRANT CONNECT TO USER
/
GRANT RESOURCE TO USER
/
GRANT DBA TO USER
/
正常な実行結果
権限付与が成功しました。
権限付与が成功しました。
権限付与が成功しました。
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