この記事では、従業員持株会の株を引き出するまでの手順をご紹介します。
僕は会社で従業員持株会に加入しています。
従業員持株会って、中には加入してみたけど、引き出し方が分からず放置しっぱなしになっていたりしますよね。
僕もその内の一人でした。
急遽お金が必要になったけど、すぐ現金化できない!なんて嫌ですよね!
積み立てた持ち株をいつでも現金化できるようにするには野村證券に口座を開設しておく必要があります。
この記事で野村證券に口座を開設する方法からそのあとの売却まで解説するので、いざという時のために準備ができますよ!
こんな人におすすめの記事
- 野村證券が持株会事務委託先である会社に勤めている方
- 持株を引き出して売却し、現金化したい方
持株会の持株を引き出そうと思った経緯
毎年、9月と3月頃になると持株の状況を連絡する通知が届きます。
その通知を見ると意外に溜まっているということに気づきました。
日本株への集中投資は危険だということを学んだので、そろそろ売らなきゃなと思いました。
しかも、持株会に持株を放置していても、いざという時にすぐに引出すことができません。
持株会で購入した株ってどうやって売ればいいんだろう
そんな疑問があったので、持株会の持株を引き出して売却するにはどうしたらいいんだろうかと思い調査しました。
(1)持株の引出しのため持株会事務連絡通知を確認
持株会から株式の引き出しを行う場合について持株会事務連絡通知書に以下の記載がありました。
持株会から株式の引出を行う場合、持株会事務委託先である野村證券に予め会員名義の證券口座を開設していただくことが必要です。既に野村證券に證券口座を持っている場合はその口座に振替ることが可能です。(但し、ストックオプション用の口座を除きます。)
持株を引出すには野村證券の證券口座を持っていない人は、野村証券に口座を開設する必要があることがわかりました。
(2)従業員持株会の引出し、売却手数料ってどれくらいかかるのか調査
野村証券に口座を解説しなきゃいけないことは分かったんだけど、実際に持株を引き出したり、売却したりするのには手数料が結構かかってしまうのでは!?と思いました。
もし、手数料がかかるんだったら、極力お得な形で引出しと売却を行いたい!と考えました。
(2-1)従業員持株会の引出し手数料は?
結論としては、持株会から持株を引き出して野村証券に開設した口座に移すことには手数料はかかりません。
以下が参考になりました。
(2-2)従業員持株会の売買手数料は證券口座の種類で変わる
従業員持株会を引き出して野村證券の口座に移すことができますが、開設することのできる口座は2種類あります。
1種類目は、「本店・支店の口座」で店舗で対応がしてもらえるが、その分手数料が高いです。
2種類目は、「野村ネット&コール」で店舗の対応はないが、その分手数料は安いです。
人件費はそれだけ高いということですね。
インターネットに慣れている方は、「野村ネット&コール」の方が圧倒的に安いので、「野村ネット&コール」をおすすめします。
慣れていなくてもせっかくこれまで貯蓄してきた資産を手数料なんかで取られるのはもったいないので、「野村ネット&コール」をおすすめしますね。
電話でも対応してくれるようですが、一度も電話なんて使ったことはありません。
分からなければインターネットで検索すると情報はたくさんあるので、まずは検索してみてください!
https://invest-bricsplus11.info/employee-stock-ownership/
(3)野村證券に口座を開設するための前準備
持株会を引き出す用に證券口座を作成する場合、「企業コード」と「企業コードに対応するパスワード」が必要になります。
僕は体力のある休日に口座を開設しようとしました。
企業コードはわかったのですが、企業コードのパスワードが分からずに休み明けじゃないと開設できないことになってしまいました。
そんなことにならないためにも事前に会社で「企業コード」と「企業コードに対応するパスワード」を調べておくことをおすすめします。
そのほかにも従業員コードとパスワードも求められます。
従業員持株会の持株の引出し・売却用の口座開設
晴れてパスワードがわかったので、売却用の口座を作成しました。
まずは、従業員持株会のWebページにて企業コードとパスワードを入力してログインしてください。
ログインできると持株会お手続きの項目から「個人口座開設のお申込み」を選択します。
従業員コードでのログインが求められたので、従業員コードとパスワードを入力し、ログインします。
ログインすると個人口座開設の申込みページに遷移します。
上記の画面が表示されたら、下にスクロールすると「本・支店」か「野村ネット&コール」が選択できます。
僕は上記で調べた通り、なんの迷いもなく「野村ネット&コールに口座開設」を選択しました。
以下の図にあるのを見てわかる通り、野村ネット&コールの方は最低手数料が本・支店と比較すると約10分の1です。
インターネットが使える人なら迷わず野村ネット&コールを選択すべきかと思います。
あとは個人情報等を入力して、マイナンバーとか本人確認書類を返信するための郵便物を待つのみです。
従業員持株会の引出し・売却口座開設を要求してからどのくらいで口座開設資料が届く?
2018/10/10に野村証券口座開設用の資料要求を行いました。
マイナンバー、本人確認書類は返信用封筒が届いて、2018/10/26にようやく「口座開設のご案内」が郵送で届きました。
従業員持株会の引出し・売却用の口座開設後の対応
「口座開設のご案内」に記載されているログインパスワードと取引店コード、口座番号を使って、野村證券に以下サイトからログインします。
ログイン後、初期ログインパスワードと初期取引パスワードを変更する手順に入るので、変更します。
あとは「あんしん振替」など必要なサービスを登録します。(不要であれば手続きは不要です。)
初期取引パスワードを変更後は持株の引出し・売却取引が可能になります。
従業員持株会に持株の引出し申請をしてからどのくらいで野村證券口座に振替されるか
2018/12/12の追記です。
2018/11/8に持ち株の引出申請をして2018/12/4に野村証券に開設した口座への振替が完了しました。
振替まで引出申請してからほぼ1ヶ月かかるようです。
口座開設要求をしてから振替まで合計約2ヶ月かかりました。
持株の引き出し・売却がいつでもできるよう早目早目の対応をやるべきですね。
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持株会をもうかれこれ5年ほどやっています。5年の経験からわかったメリットとリスクを解説しています。
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